子どもの貧困

無低や簡易宿泊所の入居者は、そのほとんどが50歳以上の中年か高齢者だ。そんななか、こんな入居者がいた。
その入居者は、18歳。仮に山田とする。山田は、崩壊した家庭で育っていた。家族に暴力を振るう父、男を取っ替え引っ換えする母、そして妹がひとりの家族構成。
幼いころから、虐待、ネグレクトを受け性格がゆがみ、幼い子に性的いたずらをしたこともあり警察のご厄介になったことも数えきれない。
少年院、児童相談所で短い人生の大半を過ごしてきたとのことである。
日雇い労働をしてきた中年でなく、こんな若い子が落人村に流れてくる世相に、驚いた。
国は子どもの貧困対策に力を入れて行くそうだ。
若ければ若いほど人生を立て直すのは容易になる。
子どもの貧困だけは、優先して解決していくほうが良い。