入居者の行く先

無低の入居は、最終的にどこへ行くのか?
無低でも一般社会同様、高齢化が進んでいる。また、入居期間の長期化が進んでいる。本来ならば、生活困窮者が仕事を見つけて自立するまでの間、仮に住むところである無低だが実際は、老人ホームの一歩手前の施設となっている面もある。生活保護を受けている入居者は、食事、排泄といった日常生活ができなくなると介護扶助(生活保護の制度で介護サービスがうけられる)を使うため無低を退去していく。無低は、法律上介護サービスを受けられない施設だからだ。(建前上、働ける可能性のある者しか入居していないことになっているからだ。)
多くの者は、有料老人ホームへ行く。老人ホームで穏やかな最期が迎えられるのだろうか?